ファシズム生みの親ベニート・ムッソリーニの演説・名言37[英語と和訳]

ベニート・ムッソリーニ(Benito Mussolini)の英語&和訳のおすすめ名言と人物像

ベニート・ムッソリーニの言葉-お気に入りBEST3

【人生をコントロールし最高のものにする】I want to make my own life a masterpiece.(私は我が人生を最高傑作にしたいのだ。- 1932年ムッソリーニとのインタビューより)
【ムッソリーニのケインズ評】Fascism entirely agrees with Mr. Maynard Keynes, despite the latter’s prominent position as a Liberal. In fact, Mr. Keynes’ excellent little book, The End of Laissez-Faire (1926) might, so far as it goes, serve as a useful introduction to fascist economics. There is scarcely anything to object to in it and there is much to applaud.(ファシズムは、メイナード・ケインズ氏がリベラル派であるにもかかわらず、メイナード・ケインズ氏に完全に同意している。実際、ケインズ氏の優れた小著「自由放任主義の終焉」(1926年)は、それを読む限り、ファシスト経済学の有用な入門書として役立つかもしれない。その中には異論を唱えるものはほとんどなく、賞賛すべき点も多い。- ムッソリーニのケインズの書評である「The Universal Aspects of Fascism & Fascism」より)
【ムッソリーニのレーニン評】Lenin is an artist who has worked men, as other artists have worked marble or metals. But men are harder than stone and less malleable than iron. There is no masterpiece. The artist has failed. The task was superior to his capacities. (レーニンは、芸術家が大理石や金属を作品に扱うように、人間を扱う芸術家である。しかし、人間は石よりも硬く、鉄よりも可鍛性は低い。名作はない。この芸術家は失敗したのだ。この課題は彼の能力で対処できるものではなかったのだ。- ムッソリーニが設立した新聞「ポポロ・ディタリア」(1920年7月14日)より)

ファシズム生みの親 独裁者ベニート・ムッソリーニの生涯・エピソード・功績

【ムッソリーニってどんな人?】
1919年にミラノで「戦闘ファッシ(後のファシスト党)」を結成。1922年のローマ進軍で政権掌握。他の政党をすべて解散させ、一党独裁を完成。エチオピア進攻で国際的に孤立し、ドイツと同盟して第二次世界大戦に参戦。ドイツ降伏直前、パルチザンに銃殺される。

【演説に優れ金銭に無欲な政治家】
既存の国際秩序に挑戦し、第二次世界大戦の惨事を招いたファシズム。その創始者であるムッソリーニは天才演説家であり、直感型の行動派政治家だった。彼の演説の才能を引き出したのは、イタリア北部ロマーニャ地方で鍛冶屋を営んでいた父アレッサンドロである。地元で有名な社会主義運動家だった父は、まだ幼い息子を集会に連れて行っては自らの演説を聞かせていたという。一方ムッソリーニ自身には天性のリーダーシップもあり、ガキ大将時代も、主席で卒業した師範学校時代も、さらには地方幹部として入党した社会党でも、すぐに中心人物となっている。
女性にもよくもてた。ラケーレ夫人との結婚後も浮気を重ねた上「女性に好かれない男性には価値がない」などと放言して夫人を怒らせている。
ただし、彼には「イタリアの為政者らしからぬ」と評される点もあった。金銭に対する潔癖性である。私服を肥やすどころか、首相在任中は一切の首相報酬を受け取らず、国会議員としての給与と書籍などの印税だけで暮らしていたと言われる。これに加え、その政策実行力なども評価されており、イタリアでは現在でも彼を支持する意見がある。

【行動派のリーダーが犯した致命的なミス】
「直観型の行動派」とい点に関する逸話は公私に及ぶ。ガキ大将時代も「口より先に手が出るタイプ」と評されていたし、夫人との結婚に際しては、反対する彼女の母親に拳銃を突きつけ、心中をほのめかして同意を得ている。中年になって頭髪が薄くなってきた時も、悲観するまもなく頭髪をすべて剃り上げてしまった。スポーツや乗り物が大好きで、乗馬やスキーを楽しんだほか、自動車やバイク、さらには飛行機の操縦も覚え、晩年まで自らの操縦で移動したという。
公私の公の面では、ローマ市の第一号地下鉄を計画した際、工事中に出土した遺跡を破壊して建設を進めさせようとしたほか、食品への異物混入事件でなかなか責任の所在が明らかにならなかったときには、協同組合の理事や職員全員を解雇して解決を図っている。
多分に巧遅より拙速を尊んだわけだが、初めての会見で「知性的ではない頑固な男」と評していたヒトラーとのちに手を結んだ決断は、ムッソリーニにとって命取りとなってしまった。

【同時代人によるムッソリーニの評価】
イギリス首相 チャーチル「ローマの精神を具現化した、現在における最大の法律制定者」、アメリカ大統領 フランクリン・ルーズベルト「現在の最大の問題を理解し、かつ解決する方法を示した」、発明家 エジソン「ヨーロッパ最大の人物」、精神医学者 フロイト「文明の英雄」、ドイツ総統 ヒトラー「生涯、政治の師として尊敬」、ソ連指導者 レーニン「演説会に足を運んでその才能を高く評価」、インド独立指導者 ガンディー「私利私欲のない政治家」

※初回投稿日:2020年12月15日

名前:ベニート・ムッソリーニ
Name:Benito Mussolini
生まれ:イタリア プレダッピオ
生年月日:1883年7月29日
職業:政治家

ベニート・ムッソリーニの素敵な名言・格言の画像を保存して待ち受け画面やインスタグラム、ツイッター、Facebook等のSNSでお使いください。非商用利用の範囲内でご利用ください。当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください。

 

ベニート・ムッソリーニ(Benito Mussolini)の名言・格言・言葉 一覧

Religion is a species of mental disease. It has always had a pathological reaction on mankind.宗教は精神病の一種である。それは常に人類に病的な反応をもたらしてきた。- 1904年7月のローザンヌでの演説よりBenito MussoliniReligion is a species of mental disease. It has always had a pathological reaction on mankind.
宗教は精神病の一種である。それは常に人類に病的な反応をもたらしてきた。- 1904年7月のローザンヌでの演説より

 

It is no longer economy aiming at individual profit, but economy concerned with collective interest.もはや個人の利益を目的とした経済ではなく、集団的利益を目的とした経済である。- ムッソリーニによる本「Four Speeches on the Corporate State」(1935年)よりBenito MussoliniIt is no longer economy aiming at individual profit, but economy concerned with collective interest.
もはや個人の利益を目的とした経済ではなく、集団的利益を目的とした経済である。- ムッソリーニによる本「Four Speeches on the Corporate State」(1935年)より

固定ページ: 1 2 3 4
タグ: