目次
マルティン・ルター(Martin Luther)の英語&和訳のおすすめ名言と人物像
宗教改革者ルターの言葉-お気に入りBEST3
(1)How soon “not now” becomes “never”.(「今でなくても」が、「ついにとうとう」になることは実にはやい。)
(2)Faith must trample under foot all reason, sense, and understanding.(信仰は、すべての理屈、感覚、理解を踏みにじらなければならない。)
(3)If you want to change the world, pick up your pen and write.(もしも世界を変えたいのであれば、ペンを手に取って書け。)
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カトリックに反旗を翻した宗教改革者ルターの功績・生涯・エピソード
【落雷の恐怖をきっかけに聖職者となった!?】
宗教改革者の旗手ルターは、幼少期から敬虔なカトリック(旧教)信者であったが、取り立てて聖職者としての道を歩もうとは考えておらず、ルターの父ハンスも息子を法律家にしようとしていた。そんなルターが聖職者への道を歩むきっかけとなった事件は、彼がエルフルト大学の法学部に進んだ1505年に起きている。
自宅から大学に戻る途中だったルターは突然の雷雨に襲われ、すぐ近くで落雷を経験。このとき、ルターは恐怖のあまりひざまずき、「聖アンナ(聖母マリアの母)よ。助けてください。私は修道士になります!」と叫んだという。そして数日後、ルターは本当に修道院に入ってしまったのである。
【民衆の後押しを受けカトリックを攻撃】
その後、アウグスティヌス会修道院での修行を経てヴィッテンベルク大学の教授となったルターは、聖書研究の過程で「信仰義認説」にたどり着く。これは「新約聖書」の「ローマ人への手紙」にある「神の義」という言葉にもとづく考えで、ルターは「人が義とされるのは…信仰による」という部分から、人は信仰によってのみ救われると結論付けたのである。
一方、ルターは教職の傍、修道会の管区長代理となって11の修道院の責任者を任されることになったが、ここで問題が生じた。このころ、ローマ教皇庁はドイツ諸邦でさかんに贖宥状(しゅうよくじょう-購入すれば罪が贖われるとされる札)を販売しており、これによって金さえ払えば罪にならないという風潮が蔓延。道徳上の乱れが生じるようになっていたのである。
そこでルターは「95箇条の論題」を発表するのだが、彼の第一の目的は贖宥状自体を否定することではなく、それがどのくらいの範囲と効力をもつのかを進学討論で明らかにすることで、道徳の乱れを抑えることだった。
ところが、信仰義認説が盛り込まれたこの論題は筆写されて多くの人の目に触れるようになり、やがて、金権主義に染まった教皇庁の方針に不満を抱く全ドイツの民衆に広まり、大きな反響を呼んだ。こうして教皇庁も論題を問題視するようになったが、民衆や考えを同じくする文人らの後押しもあって、ルターはしだいに主張を先鋭化させていく。1915年には、ライプツィッヒで行われたカトリック派進学者エックとの討論で「教皇庁も誤りをおかしうる」と指摘。翌年には恐慌から送られてきた波紋勧告状を焼き捨てている。さらに「キリスト者の自由」などを刊行したルターは、ついにカトリックの根本ともいうべき7つのサクラメント(秘蹟)のうち、洗礼と聖餐以外を否定するまでになったのである。
ルターのこれらの活動により、カトリックと決別し、プロテスタント(新教)成立のきっかけとなった。
【ルターの同時代人】
カルヴァン(1509〜1564年)
フランス出身で、ジュネーブを中心に活動した宗教改革家。ルターと同様に福音主義にたったほか、救いは人間の意思に関係なく神によって予定されているとする「予定説」を唱えた。
エラスムス(1469〜1536年)
ネーデルランドの人文主義者。「愚神礼賛」などでカトリックの腐敗を風刺し、宗教改革に影響を与える。当初はルターに共感していたものの、その主張が過激さを増すと、やがて対立していった。
※初回投稿日:2018年8月7日
名前: | マルティン・ルター |
Name: | Martin Luther |
生まれ: | ドイツ |
生年月日: | 1483年11月10日 |
職業: | 神学者 |
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マルティン・ルター(Martin Luther)の名言・格言・言葉 一覧
If you want to change the world, pick up your pen and write.
もしも世界を変えたいのであれば、ペンを手に取って書け。
You are not only responsible for what you say, but also for what you do not say.
人は自分の口にしたことだけでなく、自分の口にしなかったことに対しても責任を持たねばならない。
Even if I knew that tomorrow the world would go to pieces, I would still plant my apple tree.
たとえ明日世界が滅亡しようとも、今日私はリンゴの木を植える。
Let the wife make the husband glad to come home, and let him make her sorry to see him leave.
妻は夫に家に帰ってくる喜びを、夫は妻に家を離れる悲しみを与えなさい。
How soon “not now” becomes “never”.
「今でなくても」が、「ついにとうとう」になることは実にはやい。
There is no more lovely, friendly and charming relationship, communion or company than a good marriage.
良い結婚よりも、美しく、友情があり、魅力的な関係や団体、集まりはない。- マルティン・ルターによる本「Table Talk」より
Pray, and let God worry.
祈りなさい。神に悩ませればいい。
Nothing good ever comes of violence.
暴力から善良なるものは生まれない。
He who loves not wine, women and song remains a fool his whole life long.
ワインと女と歌を愛さぬ者は、生涯アホとして過ごす。
God writes the Gospel not in the Bible alone, but also on trees, and in the flowers and clouds and stars.
神は、福音を、聖書にのみならず、木にも、花と雲と星にも書く。