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ルソー(Jean Jacques Rousseau)の英語&和訳のおすすめ名言と人物像
フランス革命に影響を与えた大思想家ルソーの言葉-お気に入りBEST3
【人は元来自由だが多くは何かにとらわれている】Man is born free, and everywhere he is in chains. Those who think themselves the masters of others are indeed greater slaves than they.(人間は生まれながらにして自由である。しかし、いたるところで鎖につながれている。自分こそが主人だと思っている人も、実は奴隷であることに変わりはない。- ルソーによる本「社会契約論」より)
【生きるということ】We are born, so to speak, twice over; born into existence, and born into life.(私たちは、いわば二回この世に生まれる。一回目は存在するために、二回目は生きるために。)
【慣習に惑わされるな】Take the course opposite to custom and you will almost always do well.(慣習とは反対の道を行け。そうすれば常に物事はうまくいく。)
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大思想家ルソーの功績・生涯・エピソード
【人々が幸福になれる社会の仕組みを追求】
18世紀を代表する思想家ルソーの主張は、文明化以前の「自然状態」は自由と平等が保たれた理想社会だった、ということを出発点としている。しかし、文明が進むと土地などの私有地が始まって不平等が発生し、現在はその不平等を法で固定した社会だと批判した。
そこでルソーは、人々が幸福を取り戻す方法として、共同体とその構成員の共通利益を考える「一般意志」という概念を持ち出す。そして、この一般意志を原理とする政治(共同体の構成員を主権者とした政治)を理想としたのだ。ルソーは、一般意志の形成には、共同体の構成員が自らの全権利を共同体に移譲する「社会契約」が必要だとしたが、のちにこれを援用したロベスピエールは「ルソーの血塗られた手」とよばれた。
【大思想家の波乱万丈、かつ破天荒な生涯】
また、ルソー直接民主制を理想としたが、これは故郷であるカルヴァン派の共和制国家ジュネーヴを念頭に置いたものだとされる。ルソーは時計職人の父にジュネーヴ市民であることの誇りを聞かされて育ったのだ。
ところがその父は彼が10歳のとき傷害罪を起こしてジュネーヴから出奔。孤児となったルソーは近隣の牧師などに育てられ、やがて彫金師の徒弟となるが、16歳のときに放浪の旅に出ている。門限に遅れたことで親方に咎められるのを嫌った、家出同然の旅だった。
着の身着のままルソーは、その後フランス東部アヌシーに住むヴァラン夫人に保護され、教育を受けている。生後すぐに母を亡くしたルソーはこの12歳年上の女性をママン(お母さん)とよび、のちに愛人関係になった。しかし、やがて彼のマゾヒスティックな倒錯性癖が明らかなになると、夫人のもとから去り、フランスやスイスを放浪しながら家庭教師や秘書として生活するようになる。
ただき、ヴァラン夫人のもとにいたときも時折放浪しており、詐欺師の通訳になったり、パリの音楽家と詐称して旅費を稼ごうときたこともある。音楽家と称したのはアヌシーの教会で聖楽隊養成所にいたためで、のちにルソーは本当に音楽家としても活動し、「村の占い師」というオペラを作曲してルイ15世の前で上演している。「むすんでひらいて」の邦題で知られる童謡はこの曲の一節だ。
その後、パリに出たルソーは1745年ごろにテレーズ・ルヴァスールという女性と恋仲になり5人の子をもうけるが、全員を孤児院に入れてしまう。懸賞論文に入選して論壇に登場するまでの彼は極貧生活だったため、それが最善だと考えたのだが、このことは、放浪生活時代のうさん臭さとともに、現在もルソー批判者からの攻撃材料となっている。
※初回投稿日:2018年8月5日
名前: | ルソー |
Name: | Jean Jacques Rousseau |
生まれ: | スイス ジュネーヴ |
生年月日: | 1712年6月28日 |
職業: | 哲学者 |
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ルソー(Jean Jacques Rousseau)の名言・格言・言葉 一覧
The world of reality has its limits; the world of imagination is boundless.
現実の世界は有限である。想像の世界は無限である。

私は、隷従の平和より危険を伴う自由を選ぶ。

悔恨の情は、得意の折には熟睡し、失意のときには目を覚ますものである。- ルソーによる本「告白」より

優しさに勝るどのような知恵を見つけることができようか?
To write a good love letter, you ought to begin without knowing what you mean to say, and to finish without knowing what you have written.
良いラブレターを書くには、まず何を言おうとしているのか考えずに書き始めることそして、何を書いたのかを知ろうとせずに書き終わらなければならない。
Living is not breathing but doing.
生きるとは呼吸することではない。行動することだ。
Nature never deceives us; it is always we who deceive ourselves.
自然は決して我々を欺かない。我々自身を欺くのは常に我々である。
Gratitude is a duty which ought to be paid, but which none have a right to expect.
感謝は支払われるべき義務であるが、誰であろうとそれを期待する権利はない。
I would rather be a man of paradoxes than a man of prejudices. – Emile or On Education
私は、偏見の人であるより矛盾の人でありたい。